2018/05/15 15:44
5月8日、上野台豊商店に地元いわき海星高校の高校生たちが
さんまポーポー焼きの加工を見学に来ました。
食品加工を学んでいる彼女たちですが...
「普段魚食べない…」
「骨があるのが嫌….」
「生魚が食べるの苦手…」
昨今の若い人の魚離れが叫ばれている中、
ご多分にもれず、彼女たちも同じような苦手意識を持っているようでした。
当プロジェクト代表の上野台からポーポー焼きやみりん干しなど
魚の加工品を作っている想いを説明の後、クラゲキャップを装着して実際の加工現場に向かいます。
頭にかぶっているものがクラゲキャップ。高校では実習服を忘れた人がかぶるものらしく、笑いが溢れる。
普段実習などで、魚の加工は慣れている彼女たちも、実際のさんまの加工の様子には興味津々。
機械でさんまの頭とはらわたをとる。
そのあと、血合いを手作業で丁寧に取り除いていく。
すり身にする際に、細かな骨と皮を取り除くことがおいしいポーポー焼きの秘訣。
見学後は、ポーポー焼きの実食。
出来立てのさんまのすり身にネギ・味噌・生姜などを混ぜ、
パンパンパン、と小気味よく俵状にして焼いていきます。
漂ってくる匂いがもう美味しそう!!
そして実食。
おいし~い!!
最初、魚への苦手意識を話していた彼女たちから笑顔があふれます。
「普段魚は食べないけれど、こんなに美味しいなんて。」
「生魚食べれないけれど、加工して他のものに近づけると食べれる!」
「さんま一つで、いろんな料理が作れるんだな。」
高校生の正直な嬉しい言葉を聞くことができました。
これが入り口になってくれて、他の美味しい魚も食べていってほしいですね。
彼女たちは秋に食のコンテストに出ることを予定しているそう。
ポーポー焼きも、学校で試作してみるそうです。頑張れ~!!応援しています!
海星高校の皆さん、ありがとうございました!!
いわき小名浜の伝統料理、さんまのポーポー焼きやみりん干し。
まずは食べて、おいしさを感じてもらう。
食文化を未来へ継承するために、若い人に伝えることの大切さを痛感した1日でした。
小名浜さんま郷土料理再生プロジェクトのポーポー焼きはこちらから!