2018/05/21 12:50
当プロジェクトで作っている「さんまポーポーすり身」。
魚通の人にも、魚が苦手な人にも「うまい!」と言われるのには、ちょっとした秘密があります。
その「すり身」製造過程の裏側を覗いてみましょう。
いわき小名浜は上野台豊商店の工場。
ここでさんまの加工が行われています。
中を覗くとテキパキと働く女性の姿が。
今回は、さんまポーポー焼きのもととなる「さんまのすり身」の加工の様子をご紹介します。
まずはさんまを1尾1尾、丁寧に機械に入れ、
頭とはらわたを落としていきます。
この機械で自動的に開くところまでできてしまうのですが、
さらに手作業で、丁寧に残った血合いも取り除いていきます。
この手間を加えることで、臭みのないポーポー焼きになります。
きれいに「腹わた」と「血合い」が取り除かれたさんま。
これからすり身にしていきます!。
すり身にする過程で、皮と小さな骨をしっかりと取り除いていきます。
取り除くことで、舌触りがよくなり、小さいお子さんも食べやすい味に。
今日紹介したすり身は、「解凍さんま」を使っており、
小名浜さんま郷土料理再生プロジェクトの商品には使われず、
一般的な業務用の「すり身」として出荷されておりますが、
こうした丁寧な加工、生臭さを取り除くための努力が、商品づくりの根底を支えています。
魚好きな方にも、苦手な方にも、美味しく食べてもらいたい。
そんな想いを込めて、日々丁寧に一つひとつの加工を行っております。