2019/08/16 18:45
いよいよ2019年のさんま漁が始まります。
8月16日(金)、小名浜漁港でさんま棒受け船の出船式が行われ、福島県に所属するさんま船が一斉に出船。今年の操業を開始しました。私たちのプロジェクトの協力船でもある第十一権栄丸、第二十一権栄丸(いずれも丸中漁業所属)も出船しました。さんま船は、この後漁場である北海道の東沖を目指すことになります。
今年は台風の影響で公的な出船式は行われなかったものの、船員の家族や関係者が大勢集まり、手を振ったり記念写真を撮ったりして別れを惜しみながら操業の無事を祈りました。さんま漁は、さんまの魚群の南下に合わせ、道東沖、三陸沖、常磐沖に至るまで、時期にして12月ごろまで行われます。
肝心のさんま漁ですが、事前の予測で、今年はかつてない不漁になることが予想されています。魚群も少なく、また魚体も小さく、さらに日本から遠い海域に存在するため、かつてのように、日本に近い海域で漁獲した大きなさんまを大量に水揚げすることは難しくなりつつあります。
弊社としては、できるだけ良質のさんまを確保し、漁業資源保護の観点から、鮮度を保持する工夫、加工技術の精度をさらに高め、冷凍さんまなども活用し、限られた資源を守りながら、地元のさんまの食文化を伝えてまいりたいと思います。
さんま漁に関わるすべての皆様の漁の安全と豊漁をお祈りしております!!