2020/11/04 16:59
11月4日、すり身の食育出張授業「みみみキャラバン隊」をいわき市平の九品寺こども園で初開催しました。
今回は、年少さんのクラス28人に向けての食育授業です。プロジェクトは①紙芝居『いわきのみみみ』を使った読み聞かせ、②ポーポー焼きキットを使って、ポーポー焼きの作り方のデモンストレーション、③給食でポーポー焼きを食べてもらう、という流れで進んでいきます。
まずは、紙芝居『いわきのみみみ』を使った読み聞かせです。幼稚園では、全てのページは使わずに、いわきにどんな魚がいるのか、魚はどんな栄養があるのか、すり身はどう作られているのかを伝えました。海の中のイラストを見せた時には、知っている魚をたくさん教えてくれました。「かまぼこ食べたことある?」という質問にもたくさんの園児が手をあげてくれます。
デモンストレーションの前に。
本日は、小名浜で初揚げされたさんまを持参しました。園児にさんまを見せると、触ってみたいという子がたくさん! 予定にはありませんでしたが、魚に触る機会は滅多にないので、実際に触ってもらいます。
代表して触ってくれた2人は、おそるおそる感触を確かめていました。
次はポーポー焼きの作り方を学ぶデモンストレーションです。
今回、みみみキャラバン隊に合わせて、1人分のすり身、ネギ、味噌、生姜、パン粉が入った、ポーポー焼き手作りキットを作りました。これを使えば、簡単にポーポー焼きの作り方を伝えることができます。今回はこれを使ってデモンストレーションを行います。
実際に焼いてみると、香ばしくて美味しそうな匂いが部屋中に広がります。この匂いを嗅ぐと、お腹が空いてしまいますね。
最後は、教室に戻ってポーポー焼きを食べます。
お昼時間の教室にお邪魔すると、ポーポー焼きが配られているところでした。今日のメニューは、ポーポー焼きとほうれん草の和え物、豚汁です。子どもは魚が苦手な子が多い印象ですが、給食にお魚が出る事も多いようで、「美味しい」とパクパク食べてくれる子が多かったです。
園児のなかには、魚は好きだけれどポーポー焼きは初めて食べるという子もたくさん。食べてもらえるか少し心配でしたが、園児たちが美味しそうに食べていて嬉しくなりました。最初から最後まで、「ポーポー焼きー!」と何度も声に出したので、ポーポー焼きという名前と匂い、味は覚えてもらえたのではないでしょうか。
九品寺こども園では、あと5回食育授業が行われる予定です。次回も楽しんでもらえるよう、張り切っていきます!
みみみプロジェクトでは、各地の幼稚園や保育園、学童クラブにお邪魔して、読み聞かせと目の前でポーポー焼きを作るデモンストレーションを行っています。最後には、別に工場で調理したポーポー焼きを食べてもらいます。30〜40分ほどのプロジェクトですので、希望する方は、上野台豊商店までご連絡ください!