2020/11/11 17:10
本日、11月11日、いわき市平窪にある、九品寺平窪幼稚園ですり身の食育出張授業「みみみキャラバン隊」を開催しました。
年長さん、年中さん、年少さんの順番で3クラスの授業を行います。以前、生さんまを見せた時に園児たちの反応がとても良かったので、今回も持参しました。
前回は、読み聞かせをしてからさんまを見てもらいましたが、今回は、①生のさんまを近くで見てもらう、②紙芝居「いわきのみみみ」の読み聞かせ、③ポーポー焼きキットを使って、さんまのポーポー焼きの作り方のデモンストレーション、④給食でつみれ汁を食べてもらう、この順で進めていきました。今回の記事では、3クラスのまとめをレポートしたいと思います。
まず、教室に入ってきた園児たちに生のさんまをもってきたことを伝え、氷水からさんまを出して見せます。園児たちは、細長い体をしたさんまに興味津々。「新鮮なさんまは、お口の先が黄色で、目が綺麗なんだよ〜」と伝えます。親御さんにも伝えて美味しいさんまを選んでもらいたいですね。
年少さん、年中さんのクラスは遠くからさんまを見ていましたが、年長さんのクラスではみんな身を乗り出して、触りたい!と近くに寄って来てくれました。さんまのすぐ近くまで寄って、色や大きさを学びます。今回も園児を代表して数名の園児に触ってもらいました。園児たちは、優しくツンツンと触ってくれました。
次は、紙芝居「いわきのみみみ」を使った読み聞かせです。
どんなお魚が海の中にいるのか、お魚にはどんな栄養があるのか、すり身はどうやって作られているのか、そんなことを学んでいきます。
すぐ上の写真は、年少さんのクラスで「お魚好きなひとー!」「はーい!!」とお話をしているところです。どのクラスもとっても楽しそうに話を聞き、大切な「海のみ」、みんなが食べる「すり身のみ」、みんなの力でお魚が食べられる「みんなのみ」を学びました。
続けて、すり身の作り方のイラストを見せながら、さんまのポーポー焼きの作り方のデモンストレーションです。
今回も、みみみキャラバン隊に合わせて作った、1人分のすり身、ネギ、味噌、生姜、パン粉が入った、ポーポー焼き手作りキットを使ってデモンストレーションを行いました。カップに入ったそれぞれの材料を開封し、カップの中に全ての入れて、混ぜ合わせます。フタをお皿代わりに、すり身の形を形成、ホットプレートで十分に焼いたら、ポーポー焼きの出来上がり。香ばしい匂いに、食欲が湧きます。
園児たちは、教室に戻って、給食を食べます。今日は、ポーポー焼きではなく、「つみれ汁」としてすり身を食べてもらいます。
お昼の時間の教室にお邪魔して、つみれ汁の感想を聞きました。大きく口を開けてつみれを食べていた園児たちに感想を聞くと、「美味しい。」「2つもつみれが入ってて嬉しい。」と答えてくれました。
今日は、生のさんまを見るところから始まり、読み聞かせを聞いたり、最後にはすり身を食べてもらい、おさかなづくしの時間になったのではないでしょうか。読み聞かせの時間に学んだ「海のみ」「すり身のみ」「みんなのみ」、3つのみ。特に、「みんなのみ」では、お魚を獲ってくる人、トラックを運転して運んでいる人、魚を売っている人、みんなの力でお魚は食べられるから、大切に食べようねということを園児たちは学ぶことができたと思います。
出張食育授業などで幼い頃から魚や海を身近に感じることが、なにか興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
これからも各地の幼稚園や保育園、学童クラブにみみみキャラバン隊がお邪魔します。30~40分のほどのプロジェクトですので、希望する方は、上野台豊商店までご連絡ください!