上野台豊商店オンラインショップ

2020/11/17 17:35


11月16日、いわき市の好間第一小学校でみみみ出張食育授業を行いました! 小学校での出張授業は今回が初開催。3年生2クラス、約40名の生徒さんに参加してもらいました。

小学校でのプログラムは、紙芝居「いわきのみみみ」の読み聞かせと、ポーポー焼き手作り体験と、実食を行います。今年はさんまの水揚げの不漁が続いていますが、いつもはさんまの水揚げが盛んに行われている時期なので、生のさんまを持参し、解説も行います。食育授業は上野台豊商店代表の上野臺がさんまの解説をしました!

さあ、特別授業の始まりです。

上野臺による生さんまの解説から始まりました。氷水の中からさんまを取り出し、児童に見せると、みんな興味津々に集まってきてくれました。実際に生のさんまに触ってもらいながら解説をします。解説では、新鮮で美味しいさんまの見分け方を伝えます。「さんまの口が黄色なこと」「瞳が澄んでいること」「背中が盛り上がってカーブしていること」この3つが注目ポイントだと伝えました。 ぜひ、皆さんにも知っていただきたい知識です。児童たちは、積極的にさんまの感触を確かめたり、1尾1尾の違いを見比べていました。





次は、魚やいわきの食文化、すり身、ポーポー焼きの作り方などについて学ぶことができる紙芝居「いわきのみみみ」の読み聞かせです。今回は小学生に向けての授業ということで、黒潮、親潮、潮目、カルシウム、タンパク質などの言葉を使い、普段より詳しく海や魚について学びます。お刺身が好きな子も多いようで、好きな魚を答えてくれたり、食べたことがある魚料理を教えてくれたりと、楽しんで話を聞いてくれました。

続けて、さんまのポーポー焼きの手作り体験です! 1人分のすり身、ネギ、生姜、味噌、パン粉が入ったポーポー焼き手作りキットを全員分用意し、それを使って調理してもらいます。 紙芝居でも学んでもらいましたが、キットを開けて、どんな材料が入っているのかを匂いを嗅いだりして確認してもらいました。







作り方は簡単。すべての材料をカップの中に出して、よく混ぜ合わせるだけ! あとは、好きに形成してホットプレートで蒸し焼きにするだけです。児童たちは、材料をうまく混ぜ合わせるのが難しそうでしたが、形成したすり身を私たちに見せてくれたり、楽しそうに調理していました。分厚くハンバーグのようにしたり、ハートや星の形に形成して、美味しそうなポーポー焼きの完成です。



味わってもらうことが食育の醍醐味だと思うので、自分で作った熱々なポーポー焼きを食べてもらいます。児童たちは、ハフハフしながらも「美味しい!!」「さんまの味がする!」と美味しそうに食べてくれました。



最後に、今回の授業の感想を聞くと、「ポーポー焼きは知っていたけど、どんな材料で作られているか初めて知った。」「意外と簡単に作れたから、今度はお家で作って家族に食べてもらいたい!」と教えてくれました。特に、「お魚が嫌いだけれど、今日のポーポー焼きは食べられたし、美味しかった!」と完食してくれた子の話を聞いたときは、とても嬉しくて教室のみんなで拍手をしてしまいました。

話は変わりますが、担任の先生によると、国語の授業で大豆がお醤油になったり、トウモロコシがポップコーンになることなど「モノの変身」を学んでいるそうです。今回の特別授業で児童たちは、魚の変身についてみをもって学ぶことができたと喜んでいただけました。

今回のように海や魚について自ら学ぶ機会はなかなか無いことだと思います。私も小さい頃は魚が苦手だったので、こんな機会があればもっと早く魚の良さに気づけただろうなと考えるばかりです。これを機に、児童たちには魚の良さを知って、少しでも好きになってもらえたらな、と考えるそんな特別授業になりました。