上野台豊商店オンラインショップ

2024/04/03 16:46



4月になり、新年度がはじまりました。今年もよろしくお願いいたします! 例年に引き続き、昨年度も食育キャラバン隊「みみみプロジェクト」のメンバーでいわき市内の学童に伺いました。みみみプロジェクトは、いわきの七浜を擬人化したイケメンキャラクターを通じて、魚食の普及・情報発信を行う「いわき七浜イケメンプロジェクト」さんとコラボして、いわきの食文化を伝える食育キャラバン隊です。


昨年は、福島県農林水産部が主催する「福島県ふるさとの農林漁業体験支援事業」に採択されたこともあり、いわき市内計9ヶ所の小学校や学童、のべ550名のこどもたちに食育授業を行うことができました。





これまでの食育授業と同様に、いわきの海の食文化を学べる紙芝居「いわきのみみみ」を読み上げ、いわきの食文化を学んだ後、オリジナル調理キット「さんまのポーポー焼き手作りキット」を使い自分たちで調理して、ホットプレートでさんまのポーポー焼きを焼き、食べてもらうというのが授業の流れです。





最近は、魚の郷土料理が給食で出ているところも多く、「さんまのポーポー焼き、給食で食べたよ!」という声や、「お寿司屋さんでこの魚みたよ!」という声もあがっていました。一方で、「家ではあまり魚は食べない」という声も聞かれ、魚や海に触れる機会を作っていけるかが大切だと感じました。

 

今回は、授業の理解度をはかるアンケートを実施しました。「今日食べたものは、おいしかったですか」「今日食べたものは、さんまの、なんという料理でしたか」「授業の前よりも、いわきの魚のことがよくわかりましたか」など、全部で7つの設問を考えました。


結果、すべての項目で80%を超える児童からポジティブ(4、または5)な評価が得られ、これまで取り組んできた食育プログラムを客観的に評価する機会となりました。


アンケート以外にも、さんまのポーポー焼きを購入したという児童や、「魚は苦手だけど、自分で作ったポーポー焼きは美味しく食べることができた」などの感想が先生からよせられました。今後も、一方的に教えるスタイルではなく、子どもたちが受け取りやすい言葉や投げかけを意識して、楽しみながら地元の食文化を学ぶ時間をつくっていけたらと思います!